そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

アフガンに命の水を

 アフガニスタンに井戸や用水路を造っている、ペシャワール会というNGOがある。http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/

 

 代表は中村哲氏、医者である。

数年前、中村氏の書いた「医者 井戸を掘る」という本を読み、とても感動した。

中村氏は、当初、医療援助する為に、アフガンに渡ったが、長きに亘って活動を続ける中で、本当に現地で求められている支援とは何か?また、そもアフガン紛争の根源になっている飢餓・旱魃問題と向き合うために、出来る事は何なのか?を模索していく内に、玄人はだしの「土木建築業者」へとなってしまった人だ。(勿論、今でも医者である)

 

 中村氏の本を読んでいると、如何に国際社会が「名ばかりの支援」をしているか、税金を無駄遣いしているか、又、現地社会で受け入れられていないか、が実によく判る。

 

 焼け石に水を注ぐより、鋼鉄のショベルカーで掘り出し捨ててしまうような、抜本的な支援を行っているのがペシャワール会と言って良いだろう。

 

 折りしも今日“政府が5年間で約5000億円のアフガニスタンの復興支援を決定した”という、ニュースを読んだところだが、この100分の1にも満たない金額で「実際的で現地に残る支援」が行えることを、政治家たちはぜひとも勉強してもらいたいと思う。

 

 ペシャワール会が作った「アフガンに命の水を」というDVDは、“百聞は一見に過ぎず”の通りに、砂漠が緑の大地へと変貌していく様を見せてくれる。

その軌跡を語る中村哲氏の口調は淡々として「偉業を成し遂げている」というような気負いは全く感じられない。

そして「議論は無用、行動あるのみ」という彼の方針が、私は好きだ。