そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

Óscar y el león de Correos (オスカルと郵便局のライオン)

 Vicente Muñoz Puelles (ビセンテ・ムニョス・プエジョス)の『Óscar y el león de Correos (オスカルと郵便局のライオン)』を読んだ。

http://www.amazon.co.jp/Oscar-Leon-correos-Mail-Libros/dp/8420789860/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1264692050&sr=8-1-catcorr

 

 「郵便局のライオン」とは、スペインの郵便ポストの入り口に、設けられているライオンの顔をしたレリーフのことである。

 6歳のオスカルは、このライオンが怖くて、母親に頼まれた手紙を投函する事が出来ない。

 

 お腹の空いている(ように彼には見えている)ライオンにイチゴのキャンディーをあげれば、咬まれないだろうと思いついたオスカルは、手紙にキャンディーを添えて投函するが・・。という、とても可愛いお話だ。

 

 これは「対象年齢6歳から」という、いわゆる児童文学で、1999年のPREMIO NACIONAL  DE LITERATURA INFANTIL Y JUVENIL (スペイン児童文学大賞?)に選ばれた名作である。

 

 それにしても・・・この本でさえ、1頁に2、3は辞書が無いと判らない単語のあった私って、6歳児以下ってことだよね。トホホ・・・。

 

 児童文学っていいなあ・・・、主人公が死なないもの・・。

 

 大人向けのスペインの小説は、まだ30冊くらいしか読んでないのに言うのも何だが、その内、27冊で主人公レベルの登場人物が亡くなって終了、というのは死亡率高すぎると思うのだ。

 

 人はいつか必ず死ぬものだから、それを殊更悲劇的に扱うストーリーというのが、私はあまり好きではない。

 

 「読むと力が湧いてくる」とか「温かい気持ちになれる」ような、小説が好きである。

小説・絵画・音楽・踊りでも・・・芸術には人に「力」を与えることが出来るものと、逆のものがあるように思える。

「退廃的な芸術」を好む人もあろうが、私はやはり「逞しい芸術」の方がいいなあ。