そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

懐かしい匂い

 数年前に買い込んだ白炭を、ふと思いついて焚いてみた。

火鉢など持っていないので、ガスコンロの上に網を置いて点火し、それからスモーカー用の鍋に移してみる。即席、ミニ火鉢?

 

 私の幼児期、冬の暖はもっぱら火鉢であった。

もう、すっかり忘れてしまっていたが、炭が燃える匂いに、郷里の冬の寒さ、空気を思い出した。

子供時代に刷り込まれた記憶というのは、強力なものだと、再認識する。

 

 折りしも、昨夜は久し振りの雪。

私の生まれ育った舞鶴は、年間通して雨の多い土地なので、「冬」といえばかなり雪が積もるのが当たり前であった。

 

 温暖化の影響で近年はめっきり降雪量も減ったようだが、やはり、雪を見ないと「冬」という気がしない私にとって、昨夜の雪景色と炭の匂いは、少女時代の色々な想い出を呼び起こしたのだった。

 

 今のように、暖かいボア入りのブーツとか、発熱靴下とか無い時代だったので、ゴム長靴の中で足はいつも霜焼けになって痛かったなあ。コートも「ダウン」とか、存在さえ知らなかったし・・・。

 

 贅沢ではないまでも、既に色々なものを持ってしまっている今の生活と当時とでは、根本的に大きな差がある。

何も無かった時代の思い出や経験は今や「貴重な財産」でもあるのだ。