そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

EL PRÍNCIPE DE LA NIEBLA  霧の王子

 カルロス・ルイス・サフォンの“EL PRÍNCIPE DE LA NIEBLA”  (邦題なし, 直訳:霧の王子)を、今読んで(読み返して)いる。

 

 忙しい時に限って、何でこんな面白い本を手にしてしまうのか・・・。

カルロス・ルイス・サフォンは、日本では “LA SOMBRA DEL VIENTO:風の影”だけが邦訳出版されており、これは2年ほど前に読んで大感動したのだった。

 陳腐な表現で恐縮だが、「愛と平和、冒険と謎に満ち、その底辺に反戦の魂が静かに横たわっている」とでも言おうか・・・、ジャンルを限定しきれない優れた小説である。世界的なベストセラーにもなったので、まだ読んでいない方には、ぜひご一読をお勧めする。

 

 素敵な作品に出会うと、その作家の作品を全て読みたいと思うのは当然なのだが、サフォンの場合はスペイン語版を読むしかなく、私はそれに2年を要した。今でも勿論、辞書を片手に1頁5分~20分は掛かる。

 

 “EL PRÍNCIPE DE LA NIEBLA”は、230頁。 毎日少しずつ読めば1ヶ月位で・・と計画していたが、3分の1ほど、読み進んだ所でスイッチが入ってしまった。いかん、面白すぎるのである。そこでまどろっこしい辞書を放り出して、とりあえず判る部分だけ拾い読みして一晩で読了。これから、落ち着いて詳釈しつつ読み直そうと思っている。

 

 その前に、練習しなきゃいけないんだけどね・・・、9月末と10月初めにエスペランサのライブが続いているから。

 

 もし、本職が翻訳家で、フラメンコが趣味なら「訳さなきゃいけないんだけどね・・」なんて言いながら、踊ってばかりいるんだろうな

 

 そうそう、気に入った作家の作品を全て読みつくすこと、に関しては、散々失敗もしている。典型的なのは、先ごろ紹介した「アルケミスト」のパウロ・コエーリョ。この作家は、「アルケミスト」だけを読めば充分かな・・・と。