そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

“言い得て妙” “時に妙”なスペイン語表現 その2

 前回と同様、サフォンの"EL PRÍNCIPE DE LA NIEBLA"からの引用です。

 

 主人公MAXが、村の灯台(断崖の上に立つ)を目指して、自宅から自転車で全力疾走し、ようやく坂のふもとまで辿り着いた場面。

 

p109  Cuando llegaron al pie del  camino que ascendía al faro,Max sintió que los músculos de sus piernas se convertirían en mantequilla en cuestión de segundos.

 

彼らが灯台に達する道の麓に着いた時、マックスは自分の足の筋肉がたちまち(およそ数秒で)バターと化すのを感じた。

 

 この「バターになる」という表現が、何ともベッタリとグニャグニャに疲れた足の疲労感を表現していると感じました。

 

 でも日本語ではこんな時“足が棒になる”とか言いますよね。

今まで足の疲れというと、“固く” “重くなる”印象が強かったですが“バターのように柔らかくなる”→ もう力が入らない~!というもの、なるほど納得です。

 

 そう言えば、日本語の“膝が笑う”という表現は、緊張や、恐怖や、疲れや・・・色々な場面で使えますが、考えてみると、結構面白いです。笑っている時って、確かに力が抜けるもの。