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 そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

中部大学 武田邦彦氏の警告

ショート警報  かけ算のできない東大教授

食品で、危険な兆候が見られましたので、言葉足らずですが短い警告を出したいと思います。

 

 

福島原発事故の最初の段階に福島市で1時間に20マイクロ(シーベルト、後は省略)の放射線が観測されました。

 

 

これに対して、テレビに出ていた東大教授が、「1回のレントゲンで600マイクロだから、それの30分の1。まったく問題がない。」

 

 

と発言しました。

 

 

東大教授は「かけ算」ができないのです。

 

 

20マイクロは1時間あたりですから、30時間たつと600マイクロになります。従って、福島市に住んでいる赤ちゃんは1ヶ月に24回のレントゲンを受けることになります。

 

 

このようなことをコメントするというのは、わたくしはやや犯罪とも言える気がします。

 

 

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本日、似たような事が民放でありました。

 

 

民放のある解説者がほうれん草の汚染について解説をし、「ほうれん草の汚染が基準値を超えているといっても、100ミリになるまでには80キロ程のほうれん草を食べなければいけない。」

 

 

といってほうれん草の安全性を強調していました。

 

 

もともと100ミリ等という基準値はありませんし、ほうれん草等の食品中の放射性物質の規制が厳しいのは、原発から放射線が漏れるような時にはほうれん草だけが汚染されているわけではないのです。

 

 

また、ほうれん草の中にはヨウ素だけではないので、30年の半減期を持つものが多く、ヨウ素半減期を言っても意味がないのです。この解説者の言うことを信じれば、放射線の疾患になる人が出てくるでしょう.規制値は規制値なのです。

 

 

東大の先生が「かけ算ができない」とすれば、この解説者は「足し算ができない」といえます。

 

 

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このところ情けない解説が続くので原子力の技術者としてのわたくしの信念を申し上げます。

 

 

科学技術は人類に貢献するために行うのであって、決して人類の健康を損なっては、やるべきではないのです。

 

 

わたくしたち原子力に携わる技術者は原発から出る放射線を絶対に基準内に収めなければなりません。むしろ、自然放射線と違わないぐらいに減らして十分に安全な状態で原子炉を運転し、エネルギーを供給することこそが、わたくしたち技術者のプライドなのです。

 

 

この期に及んで、放射線の規制値の解釈をごまかし、被曝する量があたかも少ないようなことを言う原子力関係者がいることは本当に恥ずかしいことです。

 

 

わたくしたちは福島で失敗し、信頼を裏切ったのです

 

 

せめて正しい情報を伝えるべきです。また、農作物が売れなくなって農家の方は大変でしょうが、魂のある農家の方なら自分の作ったもので消費者が健康を害することを望むでしょうか?

 

 

農家は被害者、技術者は加害者ですが、共に与えられた天職に対してプライドがあります。

 

 

(平成23322日 午後5時 つい執筆)

 

 

 

 

 

 

 

 

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武田邦彦