そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

サモラにて

サモラ到着。
サラマンカを出る時点で、GARMINは明らかに真逆を指していたので、無視することに決定。ちゃんと使えている人は、一体どうやっているのだろう?

サモラへは一本道である上に、巡礼者向けの案内も随所に出ていて安心…だった。
緩やかな下り坂が多く、スイスイ進んでしまう。路面も悪くないし、車がガンガン飛ばして追い抜いて行くことを除けば、快適そのもの。その車も数は少ないから、自転車を見ると大きく避けてくれる。
青梅街道から新宿通りに抜ける方が、よほど危ないって感じ。

一時間で20km(3分の1)ほど走ったから、ひと休みする。
おや、向こうからGuardia Civil Tráfico :交通治安警備隊が来た。
「ここは、自転車は走っちゃいかーん!」…って…。
「え~!ここはLa vía de la plata じゃないの?」
「そうだけどね。これは自動車専用道なの、自転車はほら、平行に走っているアッチ」
「あらま、いつの間に?気が付かなかった!どうしたらいいですか?」パスポートとクレデンシャルを見せる。
「とにかく、ここは自転車で走れないから、ワゴン車で国道との合流点まで連れて行くよ」
「うう、ごめんなさい…」(>_<)
「いやまあ勇気があるというか、呆れた勇敢さだね!それに女1人で怖くないの?」
「別に、どうして?」
「泥棒とかさ…、自転車盗まれないよう、気を付けなよ」……、ああ、また言われてしまった。

 こうして、国道との接点まで、警察車両で運ばれてしまったのだった。
車で走ってしまった分、巡礼路として計算出来ないから、載せた所と同じ距離の地点まで戻ってあげようか?とも親切に言ってくれたが、この10kmほどを差し引いても充分な距離をこれから走るので辞退した。

  別れ際、彼らは道路標識の見方を何度も念を押して説明してくれる。
【Aー】で始まる青い看板は自動車専用道路、【Nー】で始まる赤い看板は一般の国道だから、自転車も走って良し。(予め勉強しておきなさいよ!全く)

 一般道と専用道路との間に料金所も何もなく、自覚無しに乗っていた、というのは、甲州街道のトンネルと同じ…はぁー…国境を超えるドジはシャレにならんかも…。

 きっと、外国人旅行者(しかもクレデンシャル携帯者)でなければ、罰金を取られて当然だったろう。どうりで、車がスゴイ速度出すと思ったわ。あ、でも国道も郊外は、制限速度100kmなので、かなり危機感ある。

 そんなこんなで、距離と時間はどうってことなく、サモラに着いた。
昨日、ネットで検索して1番安いホテルが54ユーロ。ま、一日位はいっか、と思って予約したら、着いてみると四つ星だった。(直前割引でなければ、通常100ユーロ以上するんだね)
ボロボロの自転車バックパッカー、完全に浮いているぞ。

広くて綺麗過ぎる部屋は、どうも分不相応で落ち着かない。
どこが壊れているか判らないというような、お楽しみもなさそうだ。


サモラは小さな街だから、夕方からの数時間で観光は終わってしまった。
夕陽に映えるお城と砦の跡は、廃墟とはいえ、観光用によく整備されていて素敵。

さて、この旅初めての『バスタブがあるお風呂』に入って、今日はゆっくり休もう。



    その後、備えつけのコップが、何故かプラスチックで、しかも1つは完全にヒビ割れていると発見。うん、やっぱりスペインはこうでなくては。