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 そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

Astorga:アストルガにて

昨日からアストルガという町に来ている。ベナベンテから、前日同様67kmの地点。
無理なく長距離を走るには、大体時速17kmから25kmの間が自分のペースだと判ってきた。

 信号が全くなく、見渡す限り一台の車も見えない一直線!こんなシンプルな道で、どうやったら事故を起こすことが出来るのだろう?と思うほど、所々、車のフロントガラスが粉々に散らばっているのを見るが、なるほど、判った。

 一般道での制限時速は100kmだが、彼らはおそらく120km~150km出している。
ここはサーキットですか?というほどの風圧で追い抜いていかれるのは、日本では未知の世界。
そんな路肩に「シカ飛び出し注意」の看板をよく見かけるが、あの速度では、ちょっとしか動揺が大事故に繋がるに違いない。それに信号もなく、ずっと同じ景色で一直線というのは「飽きる」。自発的に休憩すべく止まっていかないと、集中力が落ちるのだ。
 
  自転車が走るスペースは、たっぷり2m幅位で取られているし、舗装状態も日本と同様かそれ以上に良い。路上駐車が視界を遮ることもないから安全、快適だ。
街中のとんでもない坂道、石畳み、狭さに比べると街道は別世界と言える。
だから、ドライバー達も心得ていて、市街地では徹底的な徐行で歩行者や自転車を優先してくれ、街を抜けると飛ばし屋に変貌するようだ。
高速道路でさえ、停滞する日本とは大違いだなあ。この環境でなら、自転車は完全にスポーツとして確立出来ると思う。何処でもトレーニング出来るもの。

 昨日は日曜日で、美術館やカテドラル等、主要な観光スポットは全て午後、閉まっていた。そして、月曜日も!そう、全日閉館なのだ。
そこで、予定外ではあったけれど、ここで2連泊することに決めた。
火曜日の午前中に観光してから、先に進むことにする。
次の目的地、ポンフェラーダまでは50kmと距離は少ないが、何だか高低差がありそうだから、ここらでちょっと休憩しておいく方が良いだろう。無理は禁物、事故の元なのだ。

 街の中は、巡礼者で溢れている。よく日焼けしたというより、よく焦げた人達が、かなり大きな登山用バックを背負って、或いは重装備の自転車で広場を行き来している。
私など申し訳ない位軽装で、ルナ号も彼らの自転車に比べるとオモチャのように華奢だ。

 アストルガの宿は、窓からPalacio de Gaudíとカテドラルが一望出来るホテル。造りは少し古くて設備も簡素だが、落ち着ける雰囲気だ。一泊45ユーロ。

 昼間、スーパーへ買い物に行ったら、何と「グリコのチョコポッキー」が売っているではないの。小さいながら、あのマラソンランナーの商標もスペインで見ると妙に懐かしいぞ。買った!
で…『MIKADO』って名前が付いているんだけど、これってどうなの?もしや『帝』? チョコポッキーとしては、意味不明ですが…。

 他にも、ネーミングで笑ってしまうのは、『BINBO』というパン、『KAZ:カス』という飲料のメーカー名。面白いなあ。
 そう言えば以前、ルシアとそのパパが、スペイン語の意味で「吐き気」という名前のレストランの看板の前で、おぉ~!と写真を撮っていたっけ。


 旅の間、荷物を増やすことが出来ないので、何もお土産など買っていないのだが、どうしても捨てるに惜しいのが “地図” 。新しい町に付いて、そこの観光案内所に行くと、必ず地図をくれる。簡略なA4版のものから、売り物になりそうな立派な冊子まで色々あって、どれでも無料で頂けるが、地図:紙というのは結構重いのだ。

 美術館などの冊子は、同じ内容をインターネットでも読めるから思い切って捨ててしまうが、地図は持ち歩いて書き込んだりしているので、何だか捨てがたい。
こうした、ささやかな愛着をどんどん捨てて行くのが、本当に身軽な旅の仕方なのだろう。未練たっぷり、駄目だなあ…。

 「郵送する手がある」と思って、案内所でCorreos(郵便局)の場所と営業時間を聞いた。8:30~15:00までだと言うので、14:30頃行ったら、しっかり閉まっていた。
扉には14:30までと書いてあった。 
ありがとう!Información:案内所、15:00は間違いだったね。そうこなくちゃ。