そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

LAS LUCES DE SEPTIEMBRE ; Carlos Ruiz Zafón

 LAS LUCES DE SEPTIEMBRE ; Carlos Ruiz Zafón を読了した。
サフォンを原作(西語)で読むぞシリーズの三冊目、毎度ほぼ同じ展開乍ら、やっぱり面白かった。

 ある家族が、パリからノルマンディーに引越す。
彼ら(母親シモーネ、長女イレネとその弟ドリアンの3人)は、父親の急死で生活に窮していた。
そんな時、あるオモチャ工場の経営者ラサルスから、大邸宅の住み込み管理人にならないか、という願ってもない申し入れがあったのだ。

 ラサルスは発明家でもあり、彼の屋敷は有りと凡ゆる機械やオモチャ、ロボットで満ち溢れていた。
彼は家族にとても優しく、皆とすぐに打ち解ける。
しかし、ある日、屋敷で働いていた女性ハンナが謎の死を遂げる。果たして事故か殺人事件か?
イレネと、ハンナの従兄弟イスマエルの二人は、その謎を解くべく動き始める。

 しかし、そこには想像を絶する展開が…。と言うか、サフォンの物語らしい謎の魔物との戦いが待ち受けている。

 これから読もうという人の為に、筋を明かすのはこれまでにして、最終章; イレネがイスマエルに書く手紙の文章に、サフォンらしい反戦精神がとても良く現れているので、紹介したい。

 P315  Vi muchas cosas que jamás creí que pudieran ocurrir ... Hay sombras en el mundo, Ismael.Sombras mucho peores que cualquier cosa contra la que tú y yo luchamos aquella noche en Cravenmoore. Sombras al lado de las cuales Daniel Hoffmann es apenas un juego de niños. Sombras que vienen de dentro de cada uno de nosotros.

 決して起こりえないと思っていた事を、私は沢山見た。イスマエル、世界には闇があるの。私とあなたがクラベンモーレであの夜戦ったどんなものよりも、もっとずっと酷い闇が。それらと比べたら、ダニエル ホフマンの闇(影)なんか殆ど子供の遊びだわ。私達一人一人の内面から来る闇。

 ※ クラベンモーレは場所の名前   ダニエル ホフマンはある人(人間と呼べるなら)の名前
    ハンナは戦時中、病院で働いており、そこでの経験をクラベンモーレでの戦いと比べている。クラベンモーレで起ったことも充分に凄まじいのだが…。



さて、今回は正味、3,4週間掛かって読んだと思う。
読み進む程に加速もするが、まだまだ辞書無しで読めるレベルではないので、時間が掛かる。
試しにザッと辞書を引いた書き込みを数えてみたら、1頁につき2箇所から多い所は20箇所以上ある。平均10として約300頁=3000回⁉  うーん、、こらあかんね。

 次は、Lucía のお勧め María Gripe の《La sombra sobre el banco de piedra》にしようと思って、チラッと頁をめくったら……字が…小さい……(。-_-。) ありがとうLucía 頑張るからアタシ。