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 そい じょ 

川崎さとみのプライベートブログです。 

お知らせを転載して

 教室ブログをどう書き出そうかと迷った挙げ句、必要最小限の連絡事項に留めたので、こちらに少しだけ追記してみる。

 

 まだ、実感が沸かない。訃報とはそうゆうものかも知れない。

ご主人から電話を受けた時は買い物の途中だった。

 

 生徒のご主人からの電話というのは、今日が二度目。一度目も訃報だった。

聞く前に内容が察せられて、買い物かごを下ろし、なるべくちゃんと受け答えしようと自分に言い聞かせた。

 

「先生」だから。

 

言葉を選んだ。でも、変な日本語だったかも知れない。

 

 電話を切った後、さてスタジオに戻らねばと暫く歩き出した所で、会計を済ませていないことに気付いた。買い物かごはしっかり持っていた。慌ててレジに並んだ。

 

 スタジオに戻り、ご主人からのメールをチェックして後、急いで知らせるべき人にメールを打った。

 

 パソコンを立ち上げて、彼女が参加した親睦会や発表会のプログラムを確認した。うちで初めてフラメンコを習い出して、1年足らずでSevillanasデビューし、2年足らずでAlegríasをソロで踊っている。彼女をサポートしたプロの伴奏者が皆、口を揃えて「嬉しくなるね」と言ったっけ。

初心者レベルの技術を超えて、“フラメンコ”を踊った子だった。

 

 クラスを終えて、上石神井駅についた時、そういえば何か買い物の途中だった気がして、西友の中をぐるぐる歩いた。何が買いたかったのか判らなかったし、実際、何も買いたくなかったので、そのまま出た。

 

 スタジオの郵便受けをチェックして、そういえば何か買い物の途中だった気がして、ビッグAの中をぐるぐる歩いた。何が必要なのか判らなかったし、何も必要ではなかったので、そのまま出た。

 

 雪解け道が凍って歩きにくかった。絶対転ぶなよ、と自分に言い聞かせながら黙々と歩いた。

 

「先生」だから。

 

 家に着いて、娘の顔を見たら、喉の奥が締め付けられるように苦しくなった。

 

親御さんは、ご兄弟は、ご主人は、どんなにかお辛いだろう。

 

 

 

 

 そして、さっき教室ブログに訃報を貼った。

 

「先生」だから。

 

 アッコちゃん独特の関西弁で「せぇんせぇ」という声が、ずっと聞こえ続けて、止まらない。